江東中医薬学院

将来 漢方コンサルタントになりたい方々の学院です

研修生に聞いてみると

症例のどこが大事なポイントになるのかわからないということでした。内科学を勉強していないと難しいと思います。まだ診断学のレベルでは要点がつかみにくいのかもしれません。しかし、診断学の学習時点からトレーニングしていくことは大事ですので(特に速習では)中医学演習では症例の読み方もするつもりです。

#中医学 #講習

教科書を編集していて思うこと

中医学や漢方薬の勉強会(症例検討会)を聴講していて感じるのは、受講者の弁証がバラバラで流れがないということです。例えば「肝陽上亢」であればその前に「肝腎陰虚」がなければなりません。「肝腎陰虚」が進行して「肝陽上亢」になる、そうした動的な流れがあります。「肝陰虚」→「肝腎陰虚」→「肝陽上亢」です。ただ「顔が赤くて目眩がする」だけでは「肝陽上亢」ではなくて「肝腎陰虚」の症状があるかどうか確認しなければなりません。

診断学でにどうしてもバラバラに講義してしまっていたのが良くなかったのか、動的な流れを意識して講義してこなかったと反省します。それをどのようにテキストで説明できるか、悩んでいます。

#中医学講義 #漢方セミナー

夏季スクーリング講座 無事終了。

8月4、5日。イスクラ産業主催のIP講座 夏のスクーリングには19名の参加で有意義な勉強会ができました。この講座は漢方初めての薬局の方々が対象なので年齢は若い人が多いかと思っていたのですが、なんと大学の同級生の参加もあり驚きました。中高年薬剤師さんで忙しい調剤からじっくりマイペースでできる仕事として漢方相談を希望される方は多いのです。私の他に新鋭の中医師、漢方薬局経営の講義と盛りだくさんな内容でした。#中医学 #中医学セミナー 

将来漢方相談のプロを目指す人たちの中医学講座始めます!(来年春)

 

 最近は調剤から漢方相談にシフトを希望される開局薬剤師さんや、調剤をやられている勤務薬剤師さんで漢方に興味をお持ちの方々もいらっしゃいます。

 しかし、薬剤師の資格を持っていても漢方薬の知識がなければ漢方相談はできません。症状羅列のマニアル本では対応は無理です。患者さんを治すことはできません。また漢方生薬認定薬剤師になっても学部の生薬学の延長で患者さんを前にした臨床の場では役に立ちません。

 将来的に漢方薬局を開業される希望があるのなら店舗の内装を考える前にじっくり漢方薬を勉強するべきです。漢方は「理・法・薬・方」(理論・診断・薬物・処方)どの知識が欠けていても相談はできません。

 当学院では薬剤師なら当然強くなければならない「薬」の部分に力を入れた講座を来春より開講します。テキストは理論、診断、薬物については学院オリジナルのものを使用しますが、中医学講義30年のキャリアを活かした他にない教材です。#t中医学 #漢方セミナー

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華啓天先生にお会いしました

  西安にお帰りになっていた華啓天先生が大阪に一時帰国をされており、私も「基礎診断学講座」でちょうど大阪に行っていましたのでお会いしました。

  先生は西安の病院で週3回診察をされているそうで日本にいらっしゃっていた時より

お元気そうでした。中国にお帰りになった当初は道もわからず食べ物も合わないで17キロ痩せたそうです。

  しばらくの時間でしたが中医についてお話をしてまたお別れしました。

 

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3月より診断学講座②がスタートします。

3月より臓腑の病理について勉強していきます。生理を復習しながら講義しますのでこれから中医学を勉強される方々にもお勧めです。要所、要所にツムラ(医療用)、イスクラ中成薬、小林漢方の漢方食品解説もしていきますので、漢方相談ですぐに役立つ講義内容になります。

 

【カリキュラム】

  1. 3月28日(土)臓象弁証(心 肺)
  2. 4月25日(土)臓象弁証(脾 肝)
  3. 5月23日(土)臓象弁証(腎)
  4. 6月27日(土)臓腑兼病弁証
  5. 7月18日(土)六経弁証 衛気営血弁証
  6. 8月22日(土)公開講座(中医師にお願いします)
  7.  

【日時】     基本的に毎月第4土曜日 18:00~21:00(3時間)

ですが、連休などが入る場合には変更しています

※欠席した場合

講義は毎回録画していますのでDVDにしてお渡しします。

 

【場所】     カメリアプラザ9階 研修室

 

【通信教育】   時間や遠方などの理由で来られない方のために通信教育を

始めました。講義を録画したDVDと確認テストをお送りします。

 

小林漢方薬草勉強会

2月1日(日) 小林漢方有限会社主催の勉強会で講師を担当します。

勉強会−小林漢方有限会社

 小林漢方の漢方食品「仙茅参」は陰陽双補剤「地黄飲子」を基に作られた処方構成ですが加齢とともに「陰陽依存」の考えから陰虚から陽虚に、陽虚から陰虚にと、ほてりもあるけど冷えもあるという「陰陽両虚」の状態になっていきます。

 高齢者の高血圧、脳梗塞の後遺症には陰陽両虚からくるものが多いのではないでしょうか?

 講義は

 ①陰陽両虚 舌診

 ②陰陽双補剤 

 ③仙茅参の処方構成

 ④臨床応用

 の順で進めていきます。