江東中医薬学院

将来 漢方コンサルタントになりたい方々の学院です

2019-01-01から1年間の記事一覧

中薬学講義 解表薬1(2019年4月21日(日)の要点)

解表剤 (1)発散風寒薬(辛温解表薬) 温性が強く発汗作用が強い薬物は「発汗解表」、強くないものは「去風解表」と記載されている。 麻黄と桂枝 麻黄の発汗作用=腠理を開かせて発汗させる 桂枝の発汗作用=血脈を温めて発汗させる=帰心経 1)温経通陽⇒血…

左玉右銀

玉(ぎょく)とは翡翠などの宝石のことです。男性でも女性でもおしゃれにブレスレットをしますが、左手右手どちらにしますか。香港や台湾ではよく翡翠のブレスレットをしている人を見かけますが、中国文化のなかにはざっくりとしたルールがあるんです。 ①養…

第4回 スピリチャルの会 お知らせ(7月21日@江東区産業会館)

龍谷大学臨床心理学科教授 東豊先生、精神科医 蒲生裕司先生主催の心理臨床研修会で講演をします。テーマは「心理臨床と中国医学」ですが、中医学の七情理論を心理臨床系の人たちがどう感じるか興味深いです。また羽田守快住職の「霊障と漢方薬」というテー…

中薬学講座 [番外編]節分 豆まき そして桃仁

2月3日は節分ですね。恵方巻きの大量廃棄が問題になっていますが、少なくとも東京では恵方巻きなど昔は聞いたことはありませんでした。ハロウィンと同じく伝統文化というよりも商業的なイベントのような感じがしてあまり好きではありません。逆に昔は聞か…

4月から開講の中医学講座 申し込み用紙

基礎・診断学コース申込みPDF http://www.matsuedo.com/im/20190116a.pdf 中薬学・方剤学コース申込みPDF http://www.matsuedo.com/im/20190116b.pdf

中薬学講座「帰経」

薬物と人体部位(臓腑・経絡)との選択性を帰経という。 同じ「寒・苦」で清泄の作用があっても石膏は帰経が肺なので肺熱による咳嗽に用いるし、決明子は肝なので肝熱による目赤腫痛に用いる。また単に臓腑と理解するのではなく経絡も忘れてはいけない。柴胡…

中薬学講座「五味」

中薬学では薬物の味を2つの意味で決めている。一つは実際の味、もう一つは実際の味とは関係なく効能から決める味である。 辛・甘・酸・苦・鹹にはそれぞれの効能がある。 (1)辛味 ①発散:表証で用いる 例 麻黄、薄荷 ②行気:気滞証で用いる 例 木香 ③行…

中薬学講座 「四気(四性)」

中薬には寒・涼・温・熱の4つの作用がある。作用と言ったのは人体を冷やすあるいは温める働きを持って疾病を治療するからである。お腹が冷えて痛いときには温める作用のある薬物を、発熱があるときには冷やす作用のある薬物を用いる。逆に考えれば冷えて痛…

www.kaotcm.com 江東中医薬学院 これからの講義日程です。 第三日曜日は「基礎・診断学」コース 第四日曜日は「中薬・方剤学」コースになります。詳しい日時はホームページを見てください。 講義は少人数でゼミ形式を考えています。 #漢方講座 #中医学講座